マウスカラーアトラスと写真で見る脳実験マニュアル
2005年12月01日発行 A4変型判 212ページ ISBN 978-4-89706-494-9
本書は、医学薬学をはじめ、生物系学部の大学生・大学院生や生物系研究所で実験に従事する第一線の研究者への解説書として刊行されました。
マウスゲノムについての豊富な情報の蓄積と遺伝子改変マウスの普及により、マウスはモデル動物として確固とした地位を占めています.遺伝子工学の急速な進展に伴い,多くの分子生物学的手法の紹介書が刊行されている一方で、従来より伝統的な行動薬理学者等がその伝授を担ってきた『実験動物の取り扱い方』に関する刊行物は少なくなっています.
そこで、本書では脳科学領域の研究者を対象に、時代にあったマウス−動物モデルの基本的解説書となるべくその編集に努めました。
マウスの取り扱い方、行動パフォーマンスの見方、脳組織切片を用いた解剖学的構造、各種脳手術の詳細や行動実験プロトコールの実際、さらにヒト脳組織の基本的構造について写真を多用し、対訳表も追加することで、ビジュアルで網羅的な教科書となっています。
多くの研究者の方々に利用して頂き、良き研究に繋がることを期待しております。